レバー式の蛇口

レバー式の蛇口

レバー式の蛇口について

レバー式の蛇口で、水を出したり止めたりするレバーが逆のタイプ(現在:上げると水がでる。下げると水が止まる。)の蛇口があることを知ってましたか?

では、レバー式の蛇口に、上げ型と下げ型の2種類があるのはなぜでしょう?
世界で最初にシングルレバー式水栓を開発したのは、アメリカのメーカーで、1960年頃のことでした。
この時、製造されていたのは、水を出す時のレバーの操作方向と水の出る向きが一致している「下げ型」でした。
これにならい、1986年にTOTOが、初の国産品を発売しました。それから、日本でも下げ型のシングルレバー式水栓が広まっていき現在に至っています。ところが、前述のアメリカのメーカーが今までとは違う構造のバルブを採用することに決め、それにともない「下げ型の製造をやめ、今後は、上げ型を製造する」と、表明したのです。
これを受け、INAXが上げ型を発売しました。一方、TOTOでは、下げ型に慣れた人が混乱しないようにとの配慮から、製造しにくいにも関わらず、新構造でも下げ型を製造していたのです。このような理由で、日本では、下げ型と上げ型の2種類が存在することになりました。また、一つの建物内で上げ型と下げ型の水栓が混乱するケースも発生しました。
こうした現状を受け、操作方向の統一を図るために、日本工業規格(JIS)が2000年3月末までに下げ型を廃止することを決定しました。以降製造されるのは上げ型となり、現在では、かなり統一されてきています。

MSSから

当社では、経験豊富なベテラン技術者が水道修理から水道工事までを担当できるスタッフ教育を行っています。
レバー式の蛇口は、台所・洗面所・風呂・キッチンなどに多く据えきられています。レバー式水栓の水道修理のことは、ご気軽にご相談下さい。また、無料電話相談を始め丁寧でかつ技術者への速やかな伝達を心がけています。