長期安定を確保する総合補修判断基準

中部マリン水道サービス

マンホールからの漏水について

最近はDIYが一般的になってきたこともあって、身の回りにおいて何らかの不具合が生じた場合でも専門の業者に依頼することなく、自分たちの手で片付けてしまおうという人が少なくありません。
身の回りの不具合とひと口に言ってもいろいろなアクシデントが考えられますが、宅地内のマンホールからの漏水などは比較的難易度の高い作業が要求されます。近年温暖化の進行が影響して突然の豪雨に見舞われるケースも増えてきました。従来の気候に合わせて設計されているインフラ設備では対応が難しくなってきているという面もあります。そのように旧来の設備があるところにゲリラ豪雨のような勢いで雨が降ってくると排水能力を超えてしまうこともあるのです。またそういった豪雨ではなくても、下水管内での詰まりが発生しているとすぐにマンホールから水が漏れてくるという事態も想定されます。素人が直す方法としては、まずそこに至るまでの日常生活において何らかの兆しがなかったかどうかを考える必要があります。家の中にはキッチンや洗面所、風呂、トイレといった具合にいろいろと水周りの設備がありますが、実はそういった箇所において前兆現象が起こっていたというケースも珍しくありません。逆の考え方をすれば、普段からそういう点に気をつけておくことによって大きなアクシデントを防ぐことにも繋がります。マンホールからの漏水は調査や修理の難度が高く、また生活に与える影響が大きいために専門家の手を借りるほうが無難です。

もし、個人で修理を行うなら、宅地内のすべての点検口を開けて。どこの部分で不具合を起こしているのか特定をしてから修理を行うのが重要なことです。また、竹棒などを排水管にいれて詰まりを除去しようとして、竹棒が折れたり排水管を痛めてしまわないように気をつけましょう。

マンホール内の詰まりトラブル画像
  

マンホールから漏水してくる場合の原因と施工対応

マンホールから漏水が確認される状況は地下配管系統の異常や地盤条件の変化が複合して発生することが多くそして現場対応では表面に現れた水のみを処理しても根本解決に至らないため、漏水位置の特定と流入経路の判定を同時に進めつつ管路内水位と周辺地下水位の関係を把握する作業が重要となる。というのも下水管や排水管が満水状態になると接続部や目地の微小隙間から圧送的に水が押し出される場合があり一方で降雨後や地下水上昇時には外水圧が躯体側へ作用してマンホール壁面のクラックや貫通部シール劣化部から浸入する場合もあるため、内圧由来か外圧由来かを誤認すると補修仕様が適合せず再発リスクが残る。したがって専門施工者はマンホール内部の滞留水高さを測定しながら時間経過による変動を確認しそして周辺舗装の沈下や管口ずれを同時観察することで、流入型漏水か押出型漏水かの判定精度を高める必要がある。そして流入型であれば止水モルタル充填や可とう止水材注入を実施するが単純な表面充填では裏込め空洞に水圧が残存して剥離を招くので、注入孔配置を放射状に設定し低圧から段階的に樹脂を送り込む施工管理が求められる。一方で押出型漏水の場合は管渠閉塞や縦断勾配不良が背景に存在することが多くその場合は高圧洗浄による堆積物除去やTVカメラ調査で破損部を確認しそして必要に応じて更生管や部分補修スリーブを適用する工程へ移行する判断が現実的となる。しかもマンホール上部からの漏水は蓋周囲の止水不良や路面雨水の集中流入が原因となる例も多く特に交通荷重が繰返し作用する位置では受枠モルタルが微細破断を起こして毛細浸透が進行するため、受枠再設置時には無収縮材を用いて密着性を確保しながら周囲舗装との段差排水を調整する施工が有効となる。また寒冷地域や地下水位が高い場所ではマンホール外壁の防水層劣化と凍結膨張が同時進行しやすいがこの場合は外面掘削を伴う全面防水更新が必要となることもあり、施工計画段階で交通規制や仮排水設備の配置を含めた工程設計を行うことで二次災害の抑制につながる。このようにマンホール漏水は単一原因ではなく管内水理や地盤水圧や舗装構造など複数要素の重なりで発生するため、専門施工者は目視確認だけに依存せず水位測定や管内調査や注入試験などを組み合わせた総合判定を行いその結果に応じた止水工法と補修工法を選定することで長期安定性を確保できる。


水道修理受付電話番号
copyright©2013 西日本マリン水道サービス(MSS) all rights reserved.