排水枡について
排水枡の材質は、数十年前に主にコンクリート（石枡）が多く用いられていましたが、昨今では、塩化ビニールやポリプロピレン製が用いられています。排水枡の設置箇所は主に排水管が建物内から宅地内（屋外）に出たすぐの箇所や複数の排水管が合流する箇所や排水管がカーブしている箇所などの地中に設置されています。
住宅や建物の中で生じた汚水や雑排水（台所や浴室などの生活に関わる排出される水のこと）。住宅や道路に降った雨水は排水設備を介してＵ字溝へと排出されます。その際、排水管を通り敷地外へと流されますが管内にゴミや汚泥が流入することにより管が詰まりことがあります。詰まり生じたり頻度によりますが埋設管を掘り出して交換や清掃や点検をすることは事実上困難（埋設排水管の交換は高額の交換工事になります。）です。そこで排水管の詰まりが発生しやすい箇所に点検や清掃のための桝を設置するのです。排水桝から排水管のメンテナンスを行うという仕組みで設置されているのです。桝は管を通る排水のゴミや汚泥を沈殿させます。それらを年に数回ですが定期的に清掃することによって管の詰まりを未然に防ぐ予防することが可能となります。
排水桝は排水設備の維持管理において重要な役割を持っています。日常の暮らしの中から出る排水は、排水管を通してすみやかに下水道へと排出されなければなりません。
排水管に詰まりが発生してしまったら、降雨による浸水被害、衛生面の問題や悪臭などを招きかねません。
排水桝が設置されていない場合、詰まりが発生してしまうと大がかりな排水管の清掃が必要になることもあります。そのような事体を避けるために排水桝は設置され、排水管の維持管理を容易にしているのです。
修理料金について
